それぞれを読んで、
そう、好きな人や、尊敬する人、
そんな奏者に演奏してもらえたら
最高じゃないですか。
では、例えば
順序を逆にしてみましょう。
好きな奏者がいたとする。
その人に演奏してもらいたい。
その人の音を想像する。
なんの楽器?
そう、それを最初にたっぷりイメージ
しながら曲を作ろうと思えば、
自然とその人に合ったメロディが
浮かんでくると思いませんか?
あの人ならきっと、この音を
こんな風に演奏してくれるハズ・・!
ロマンチックだなぁ。
想いが溢れてくるようだ。
どんどん曲のイメージが膨らんできた。
一番盛り上がりのセクションだ!
めっちゃ高い音でいっぱい吹いてもらおう!
うおおおおおおおおお
五線の上の線を4本くらい超えたああああ
・・
・・・
現実に連れ戻しますよ。
「その音、その楽器じゃ出ないから!!」
という事になってませんか?
「そのキーでその運指・・・
死ぬほど難しいから!!」
という事になってませんか?
いざ譜面を渡してみたら
怒られた・・・
そんな事にならないために、
知っておかなきゃいけない事。
これは編曲の時にも大変役に立つ
知識ですが、
それぞれの楽器の
●演奏可能な音域、
●演奏がしやすいキー
管楽器だったら
●一回息を吸ったら
どれくらいの長さ伸ばしてられるのか?
こういった事を、知っておく必要があります。
これも、ある種の礼儀です。
その点、自分が経験した事ある
楽器だったら、都合が分かるから
書きやすいよね。
これ、
自分が相手の立場だったら、
よく分かるのではないかと!
やっぱり、
「あぁ〜〜楽器の事よく分かって
書いてくれてるなぁ」って伝わる譜面って
あるんですよね。
もちろん、どうしても曲の都合上
難しいキーになってしまう、とか
こうしなくては意図した音楽にならない!
という譲れないポイントは
出てくると思うので、
うまく折り合いをつける
必要があります。
その楽器「っぽい」フレーズとかも、
あると思います。
ギターで弾いたらめっちゃかっこいい
フレーズだったのに、サックスで吹いたら
なんか感じが出ないな、、とかね。
そして楽譜を渡す時は、
ちゃんと読みやすいところで
段が変わってるか、とか
音ダマがクッキリ書けているか、とか
チェックしておきましょう。
(手書きなら特にね)
どれだけ言葉を尽くすより、
こういうところで表現する思いやりの方が
よっぽど ぐっと来るんじゃあ
ないんでしょうか。
多分ね。多分。
∵ ∵ ∵ ∵ ∵
でもそうやって
奏者の人ともコミュニケーションを
とって、最初は失敗したとしても
トライアンドエラーを繰り返していくと、
どんどん良い音のイメージが
自分の中に育ってきますよ!
できる事ならどんどん、
生の楽器の音を実際に間近で聴いたり
演奏してもらう機会を持って、
色々な楽器のリアルな音のイメージを
持てるようにしておくと、
作曲の幅がきっと広がります。
かくいう僕も学生の頃は、
汚い楽譜でよく怒られたもんです。(遠い目)
改めて、自分もちゃんと書こう・・と
自戒も込めた文章でした。
今日もよい一日を!
(2017/9/13筆)