おはようございます!
そろそろ飽きたとか言うな!(言ってない)
泣くから!
え、泣く?
泣く、で今思いついた。
よく言うよね、「泣きのメロディ。」
とか、
「よく歌ってるソロだねぇ~。」
それどーいうことなん?
あると思います。
これ、実はアドリブの考え方のもう一つの基本にあったりします。
「フェイク」という技術がこれに含まれるんですが、
うまいプレイヤーはもう条件反射的に
勝手に演奏に取り入れてるので
あまり普段は解説してくれません。笑
※シンガーもよく使うテクニックですが、
「フェイク」と言うのは日本特有の言い方らしく、
アメリカなどでは「Riff」リフ、と言われるようです。
どういう事かというと、
(譜例1)のようなシンプルなメロディがあったとします。
これを、あえて楽譜で表記するならば
こーーーんな雰囲気に勝手に崩しちゃうわけです。
(譜例2)
🔈音源サンプルtips5_fakemelody.mp3Shared with Dropboxwww.dropbox.com
これだけで、フレーズがぐっと
動きを持って生き生きと聴こえるというか、
軽い言い方をすれば「ちょっとプロっぽく」聴こえます。
(もちろん、どこでもかしこでもフェイクばっかり
すりゃあいいってもんじゃないですが。
バランスが大切!)
よく、ジャズの曲をお手本に練習しようと思って、
原曲の楽譜に書いてあるメロディを見ながら
プロの演奏を聴いても、
全然楽譜に書いてあるように聴こえねーんだけど!
今どこよ!?
ってなる経験あるんじゃないでしょうか。
それ、録音されているプレイヤーの皆さんが
勝手に自分の吹きたいように
フェイクなさってるからなんですね。。笑
こういうのを逆手にとりましょう。
パソコンとDAW(打ち込み)ソフトがある人は、
練習したいと思っている曲の
メロディとコード進行を、
楽譜に書かれている音符の長さ、フレーズ、
そっくりそのまま、打ち込んでみます。
すると、驚くほどシンプルなメロディの流れだった!ということに
気付かされるでしょう。
これ、僕が高校生の時に気付いて
自分で曲を覚える時に練習していたテクニックです。
はじめはプレステの「音楽つくーる・かなでーる2」
ってソフトで打ち込んでました。笑
そうして、曲の土台の構成をまずは覚えてしまうんです。
メロディもハーモニーも、一緒に覚えることができたら、
しめたもの。
アドリブの練習をする時に、
そのコード進行をぐるぐる回しながら練習すると思うのですが、
今どこを弾いているか分からなくなったら、
とりあえずメロディを弾いてみることを
お勧めします。
その時に、メロディの出だしを弾いて思い出したら、
あとはそれを崩していって、またアドリブの構築に戻っていけば
良いわけです。
メロディの出だしをモチーフとして、全然違うメロディを生み出すのも、
立派なアドリブの手法です。
ちなみに(譜例3)は、ジャズでよくある
【 Ⅲm / Ⅵm / Ⅱm / Ⅴ7 】の進行から
Ⅰ にコードが解決してきたところで、
冒頭のメロディのフェイクを
アドリブの中に取り入れてみた例です。
🔈音源サンプルtips5_solo_example.mp3Shared with Dropboxwww.dropbox.com
こんな風に、
曲の中でアドリブを取れるためには
「その曲のメロディや構成をよく知っていることが大事!」
これは、メロディ楽器でない人にも、特に強くお勧めします。
僕なんか、ベーシストですし。笑
でも、伴奏楽器であっても、たとえばドラマーであっても!
曲のメロディを把握している事がどれほど大事か、
やればやるほど痛感しますよ。
Ronald Bruner Jr.も、
Play the Song!!って言ってた!
やっぱり、「曲」ありきですからね。
それでは今朝はここまで!
今日も良い1日を(^_^)b
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(2018/3/23筆)