NAMM showという場所は
当然といえば当然、世界中から一流のアーティストや楽器メーカーが
集まっているわけです。
そして、そういう人たちとフランクに
話をできる機会がたくさんある!
というわけで、僕は
気になる人がいたら
この質問、簡単なようで意外と、
その人の根底のテーマが
ズバリ聞き出せる、魔法の言葉。
その中で、とても印象に残ったお言葉を
ご紹介したいと思います。
こちらの方は、ドラマーの
Ronald Bruner Jr.(ロナルド・ブルーナーJr)
さん。
お父様はロナルド・ブルーナー・シニア
(ダイアナ・ロスやテンプテーションズなど
モータウンの創世記を叩いていたドラマー)であり
弟はベーシストのThundercat(サンダーキャット)、
という素晴らしい音楽一家のお兄様です。
ご本人のご活躍は、Wikiなどを参照のこと。
初日にブースを歩いていたら、
そのThundercatさん(ハデですぐ分かる笑)
が現れ、すぐファンに囲まれていましたが
その脇にドッシリ佇む兄・ロナルド氏。
サングラスをかけていたので若干
確信が持てず、
「ブルーナーさんですね?」と念のため
確認すると、
「はい、そうですよ。」と。(対応が紳士)
実は偶然、共通の知り合いがいたため
少しその話をし、軽く自己紹介をしたところで
良かったらちょっとだけ
簡単なインタビューをさせてほしい、と
尋ねてみました。
「What is the most important thing
when you play the drums?」
あなたがドラムを演奏するときに
一番大事にしている事はなんですか?
するとロナルド氏、
うーむ。としばらく考えてから
ただ一言
「PLAY THE SONG.」
との事。
おおおおおおおおお
深い。。。
あれだけのテクニックや
音のパワー、スピード、
全てにおいて常人を逸した
能力を持つ彼が、
「”曲”を演奏する事だ」
という回答。
これはかなり衝撃的でした。
衝撃的であり、納得の説得力がありました。
そのあとに彼は付け加えて、
「Song plays you.」
つまり
「曲が君を自由にしてくれるんだ」
(みたいなニュアンスだと思います)
と言っていました。
あの境地まで行っている人から
こういう言葉を聴けた事は本当に嬉しく
彼の価値観を垣間見る事ができました。
そのあと、共通の懐かしい友人に
3人で写真を送りたいから
弟のスティーブン(Thundercat)とも3人で
写真を撮らせてほしい
と言うと、スティーブンがファン対応を
終えるまでゆっくり待ってくれました。
非常に余裕の佇まいで、イカしてるなぁと
器の広さに感激しましたね。
その後Thundercatさんは忙しそうで、
あまり引き止めるのも悪いので
3人で写真を速攻で撮らせてもらってから
すぐ別れましたが
「何を一番大切にしていますか?」
という質問、あなたも是非
尊敬する人に出会ったら
尋ねてみてください。
きっと素敵な言葉をもらえるはずです。
改めて、時間を割いてくれた
ブルーナー兄弟に感謝!!
知らない人は、是非
彼らのplayをチェックしてみて下さいね。
まるでスーパーサイヤ人のようだ。
という訳で今日はこの辺で!
みなさんも、尊敬する方の
素敵な言葉のエピソードがあったら
是非教えて下さいね!
記事のシェアなども大歓迎です。
(2018/2/6筆)