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その音楽の文脈を知る事の重要性 EDM編

EDM、という言葉があります。


エレクトロニック・ダンス・ミュージックの略ですね!

非常にざっくりとした、
大きい括りの言葉ですけれども、
細分化すると様々なジャンルの名前が便宜上ついています。
トライバル・ハウスだとか
ダブ・ステップだとか
トラップだとか…
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中でも昨夜は渋谷のWOMB
(ウーム)というクラブにて、
Drum’n’Bass(ドラムンベース)
イベントが開催されていたので、
遊びに行ってきました。

何故かというと、友人でもあり同年代の
Dj Takaki氏がロンドンから一時帰国中につき、プレイをするという連絡があったので
駆け付けない訳にはいかなかったのです。

ドラムンベースというジャンルは
日本では非常にマイナーではあると思うのですが、
例えば現在の新しめのダブ・ステップとか
ドラム・ステップという音楽は、
ドラムンベースからの派生系です。

で、ドラムンベース自体はというと
1990年代初頭にイギリスで発祥しました。

音の特徴としては、主にbpm160以上の速いテンポで、基本形は2,4拍にスネアがきて(場合によっては代わりに細かいブレイクビーツが用いられる)、
そして巨大なスピーカーでないと
再生困難なほどの重低音の効いた
極太のシンセベースの通奏低音、
そして浮遊感のあるコードやシンセなどの
ウワモノが乗っかる、という形が多いです。

で、その音楽性ゆえに常にテンポが速いのかと
思いきや、ウワモノがフワッとしているので、
急にビートが抜けると一気に半分のテンポになったように感じるゆったりしたセクションが訪れ、
そしてまた徐々に盛り上がり、8小節くらいの
長いスネアのフィルイン(これも様式美がある)
がきて、再び倍のテンポになったときにブチ上がる!!ドーーーーン!!
みたいな流れの美しさがあります。(アツい)
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で、かのDj Takaki氏は
ドラムンベースにめちゃ特化したDjでして、
2年前に本場のロンドンに移り住んだのですが
なんと本場のロンドンのコンビニの雑誌で特集が組まれるほどにあっという間に認められたという
素晴らしい人なのです。
本当にドラムンベースの美しい様式を
理解してらっしゃる。

去年に一緒に僕のライブに
出演してくれた事もありますが、
そういったコラボレーションにも
柔軟に対応してくれるし
素晴らしくナイスガイなので
本当にリスペクトしています。
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例えば「この手の音楽を作ってみたい」と
思ったときに、やはり重要なのは
その音楽が鳴っている現場に
実際に赴いて、然るべき音響で
再生された状態で、「その音を浴びる」
という事をちゃんとするのが
大事だなぁと僕は思っています。

だって、どういうムードの時にどういう
テンションの高さで、どんな
盛り上がり方でドーーーーンって盛り上がるのか、って
実際にフロアで感じて踊ってみないと
分からないと思いませんか?^_^?

そして、「Djってなんのためにいるの?」🤔
って思う方も少なからず居るのではと
思いますが、彼らはまさしく
そういう音楽を僕らに紹介してくれる
マイスターのような存在なのです。

そして、彼ら素晴らしいDjは、
自分の好きな音を本当に追求して聴き漁り、
その音楽のバックボーンについてまで
知り尽くした上で、瞬時に選曲して
美しい流れで繋いで、その音楽の世界を
美しく体験させてくれるのです。

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個人的に大好きなので
つい熱く語ってしまいましたが、
一つのジャンルでさえそれだけの
バックボーンがあるのだから、
色々なジャンルを網羅しようと思うと
やはりそれなりに大変です。

ひとつ言えるのは、やはり
現代の音楽シーンを語るにおいて
黒人音楽の重要性はどうしても
避けて通れないところです。

実は、1970年代に、すでに
マイルス・デイビスが
ドラムンベースのようなGrooveを
プレイしていましたから。

どうでしょう、
こうやってひとつひとつバックグラウンドを
探っていくと、意外なところで共通点を
見出す事ができたりして面白いのも
音楽の楽しいところです。

そして、クラブは決してチャラいだけの
ところではなく、
素晴らしいDjと素晴らしいイベントならば
かっこいい音楽に出会えます。

音楽は、やはり
現場で鳴っているものなのだ、と
再認識させられた夜でした。

______
かなり長くなってしまいましたが、
いかがでしたでしょうか。

様々な音楽の素晴らしい歴史があるので、
うまく吸収した上で、自分の音楽に
反映させていく事が、
音楽へのリスペクトになると
僕は思っています😊

(2017/11/3筆)

リンク:DJ takaki

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