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日本人ベーシスト、スペインにてセミファイナル獲得[Cante de las Minas]

スペイン最大のフラメンコのコンクールにて、6弦ベースのソロでセミファイナリストになりました。

森田悠介です。

年に一度、スペインの最南東の街ラ・ウニオンにて開催される、

スペイン最大のフラメンコの伝統あるコンクール、

Cante de las Minas (カンテ・デ・ラス・ミナス)にて

楽器奏者カテゴリーにおいて、セミファイナリストに選出され、6弦ベースのソロでの演奏を果たしました。

スペイン国内で、記事になりました。

記事のリンクは、こちらです。

murciaplaza.com という、スペイン・ムルシア地区のウェブニュースです。

見出しには、

“Desde un bajista japonés a un niño de 11 años de La Unión se dan cita en las semifinales del Cante de las Minas”

と書かれており、「日本人のベース奏者からラ・ウニオンの11歳の少年まで、カンテ・デ・ラス・ミナスのセミファイナルで出会う。」

といった内容の見出しです。

実際、今回の出場者は、歌、踊り、ギター、楽器奏者、全てのカテゴリーにおいて

日本人はおろか、外国人の参加は僕一人だけで残りは全てスペイン人でした。

ちなみに、このカテゴリーで去年の優勝者は、中国と日本の血を持つ女性のフルート奏者でした。

4年前はピアニストが優勝しており、過去にエレキベースでは「ペペ・バオ」というスペインのRock系のベーシストが優勝をしています。

出場の様子を、Twitterを中心にリアルタイムで発信しておりました。

セミファイナルにて 観客席から撮ってくれた人がいました。 ブレリアというスタイルでのソロの1シーンです。 他の楽器に全く頼れないソロなので、審査員席まで音が届くようかなりハイファイなセッティングで鳴らしています。

結果は、ファイナル進出ならず、でした

【結果報告】 スペイン最大の フラメンココンクール「カンテ・デ・ラス・ミナス」楽器奏者カテゴリー

ファイナル進出ならず、でした。 しかしセミファイナルで演奏でき、多くの人が声をかけてくれた事がすでに最高の経験となりました。 応援下さった皆さん、助けてくれた皆さんに心より感謝します。

演奏動画は、公式YouTubeにて公開されています

冒頭の15分間で、MCの紹介に始まり、トップバッターで登場し、2曲演奏しています。

演目は、フラメンコのカテゴリーより、タランタ(メランコリックなテンポフリーの楽曲)とブレリア(12拍子を軸とした、ハイテンポな楽曲)を6弦ベース1本で演奏しております。

このカテゴリーでは、どんな楽器でも挑戦が可能で、バンドメンバーを連れて行くことも規定にて許されているのですが、今回は敢えてのソロで挑みました。

この、インストゥルメンティスタ(楽器奏者)カテゴリーでは、セミファイナルの3日間で6人が選ばれ、毎晩2人ずつが演奏をしました。

その3日間で、審査員の判断により2名にまで絞られ、ファイナルの日に再び演奏を行い、最終的に優勝した者が

「フィロン」という称号を手にすることになります。

今年の優勝は、ヴァイオリニストが選出されました。

大会の詳細は、Cante de las Minas オフィシャルウェブサイトより、どうぞ。

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執筆中

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