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好きです、舞台袖。

おはようございます。
先日、土日に渡り
ナショナルタップデイという
日本最大規模の
タップダンスの祭典(しかも、今年でいったん
その長い歴史に幕を閉じるという最終回)
に、
友人のタップダンサーAskaくんのチームにて
サポートベーシストとして
演奏に参加してきました。

みなさんは、舞台袖って
経験された事ありますか?

ホールの場合、
ステージの両サイドの部分を
袖 (そで)というんですが
僕は、設営中でも
本番直前でも
終わったあとでも、
この「舞台袖」の空気感が
とても好きなんです。

なんででしょう?
今までの舞台袖に立って迎えてきた
緊張感や、色々な思い、景色を
思い出すからなんじゃないかなぁと
思います。

中学校の文化祭に始まり、
高校時代の吹奏楽コンクールであったり、
アメリカの4都市の大学のホールでの
演奏であったり、
東京ジャズというステージ、
思えば様々な舞台袖を
踏ませて頂いてきました。

舞台袖には
様々な想いが詰まっていると思います。
設営中は、
例えば会場の大道具さんや施工さん、
舞台監督さんや照明さん。

本番前は
いざこれからステージに出たら
沢山のお客さんが待っているんだという
そんな心境を抱える
パフォーマー達、一緒にステージに立つ
仲間たちの緊張感や武者震い、楽しみさ。

本番後は
パフォーマンスを出し切って安堵の表情を
浮かべる者もいれば、
思うような成果が出せなくて
悔しい表情を浮かべる者

いずれにしたって、幕は降りるわけです。

そして、
終演後は、何事も無かったかのように
また舞台のプロたちが撤収作業を行い
瞬く間に何もない状態に還っていく

そのように本当に様々な、
それぞれの任務に従って
色々な想いが交錯する
そんな「舞台袖」というステージが、
たまらなく愛おしい、
そんな気持ちになります。

みんな、そこに賭ける想いは
様々だと思いますが、
そういうステージを
共有できる人たちがいるのは
とても幸せな事だと、
演奏者として感じます。

ステージに立つ回数が
おかげさまで普通の人生よりは
多いであろう分だけ、
「慣れ」というものは絶対に
出てくるし、ある意味ではそれが
「余裕」につながってくる、という
意味では良いことなのかもしれませんが、

特にこの「舞台袖」というシチュエーションは
特に、初心を思い出させてくれる
特別なエリアのように感じます。

そのようなステージを
今回用意してもらえた事にも
感謝ですね。

演奏を志しているけれど
まだ舞台袖というものを
経験していない人には、
是非ともこの空気感、
知ってもらいたいなぁとも
思います。
確実に、人生が変わりますね。

改めて、
ナショナルタップデイ
関係者のみなさま
お疲れ様でした!

___
記事を読んでのご感想など、
是非コメント頂けたら嬉しいです◎

あなたの舞台袖のエピソード、
などもお待ちしています。

(2018/4/24筆)

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