先日の大編成ライブの余韻も
覚めやらぬまま(まだ覚めないのか)、
昨日は今度は外のスタジオに呼ばれての
レコーディング仕事でした。
アニメの劇伴(つまり番組中のBGM)との
事で、スタジオミュージシャン的なお仕事
と思いきや。
クライアントから頂いていたメールには
「森田さんがベースとの事で、
作曲家が気合いを入れて、6弦ベース仕様の
メロディを書いていますので譜面の音域を
ご確認ください」
との事。
確かに、譜面資料をよくみると
6弦ベースの最高音であるhighCの
あたりの音域が。(笑)
なんなら半音飛び出してる。(笑)
しかも、メインテーマの出だしのメロディ。
ベーシストにそんな大役を!?
そして、
追加で当日に足された曲の譜面には
「メロディアスなアドリブソロ」
との指定まで。😆
なんと、今回の録音のために
僕のプレイを想定した上で
曲を書いてくれていたとの事!
(もちろん、作品の内容にも完全に沿った上で、です)
こういう、「森田悠介の音」を
求めて依頼を頂けるというのは、
この上なくプレイヤー冥利に尽きるという
ものです。
もちろん、そういう曲調以外のものにも
対応するべく、こちらもいくつかの楽器を
持っていき、どんなサウンドの注文にも対応できるようにする準備はしていくのですが。
レコーディングを一緒にしたドラマーと
仕事終わりに話していたのですが、
やはり人には得手不得手がある。
どうせなら、人とおんなじ音めざすんじゃなくて
自分の出したいサウンドやスタイルを
思いっきり追求した結果の
オリジナリティのあるプレイをして、
それが世の中の需要とうまく
融合する部分があって、
それで呼んでもらえたら最高だよね。
そんな事を話していました。
先日の大編成ライブでも、
中途半端に一般ウケ
(そもそも、一般ウケってなんだ)
に迎合する事なく
やりたい事やり切ってたのが良かった、
というお言葉を頂きました。
そして、これで間違ってないんだ!
という確信に繋がりました。
もちろん、お仕事をさせてもらう上では
最低限クリアしなきゃ話にならない
レベルっていうのはあると思います。
けど、
興味があるなら納得いくまで、こじらせる。
そうして唯一無二の自分を磨き続けていく
それこそが、
そんな事に繋がっていくのではないかなと。
そして、こうやって呼んで頂ける
現場があるというのは
本当に幸せな事だなぁと
実感させてもらえるような、ここ数日でした。
いかがでしょうか?
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(2018/1/17筆)