僕ですか?
それはもう、大好き!!
やはり、できなかった事が
できるようになるというのは、嬉しいものです。
もちろん、楽器演奏や作曲などを生業にしているのだから
当然楽器に触れる時間が多いだろう、
と思われるのではと思いますが
というのも、練習には2種類あって
1、「現状を維持する練習」
2、「自己記録を伸ばしていく練習」があります。
なかなか、日々忙しくしていると
1で終わってしまいがちです。
自分の今持っているスキルで、
直近のライブの曲を練習する、とか
覚えてる手グセのフレーズをなんども弾く、とか。
これは、まぁ楽に弾けるので、楽しくその時間を終われます。
2は、全く新しいフレーズを覚えてみる、とか
弾けなかったリズムパターンを弾けるようにしてみる、
とか。
これには、ちょっとエネルギーを使うし、
きっかけも必要かもしれません。
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例えば、僕の場合は最近
フラメンコ音楽に関わる機会が増えてきた関係で、
フラメンコ独特のリズムパターンやフレーズを
少しずつ練習しています。
深夜練チラ見せ。
— Yusuke MORITA@森田悠介 (@bassyusuke) June 26, 2018
フラメンコのブレリアのスタイル
自分のオリジナルや既存のモチーフから
ファルセータ(旋律の聴かせどころ)を構築してフレーズをつないでゆく。
最初のファルセータは、ジャコも弾いていたバッハの半音階的幻想曲のモチーフから。#ベース #6弦ベース #フラメンコ #bass #ブレリア pic.twitter.com/mB4SNaCKfI
🍚食べたので練習再開。
— Yusuke MORITA@森田悠介 (@bassyusuke) July 30, 2019
ブレリアbpm260の上で親指人差し指中指の3フィンガーによるコードアルペジオのアプローチを乗せるだけでちょっと美しい感じに(コードによる)
後半は適当…(^q^)
でもこういう適当から練習のネタが生まれたりする…(^q^)
あと最初は👏の裏打ちを舌打ちでやってる#ベース #練習 pic.twitter.com/zbUQFfSxel
(2019年のツイートを追加)
フラメンコにおける、 ブレリアと呼ばれるスタイルを
ベース1本で解釈して演奏できるように
練習しています。
フラメンコでは
リズムを時計の針🕑に見立てて
12拍子を1周と捉える「コンパス」と呼ばれる概念でリズムを捉えており、
そのリズムパターンに振り落とされないように
食らいついていかないといけないのです。
しかも、カウントが「12」からスタート、というややこしさがあります。
「12,1,2, 3,4,5, 6,7, 8,9, 10,11」・・・という感じ!
なぜ12から始まるかというと、ほれ
時計の針は一番上が「12」だから・・・
という事なんでしょう。
おもしろ!!!!
そして、本来ギターで奏でられる事が殆どである
フラメンコのエッセンスを理解するために、
ベースで敢えてギター的なアプローチを取り入れ、
スラップを応用したりしながらエレキベースのサウンドに
合うようにアレンジしていきます。
このプロセス、コードワークもギターと音域が違うし、
色々工夫が必要で難しいのですが、
おもしろ!!!!
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一度練習にはまってしまうと本当に
時間を忘れてしまうくらいのめり込んでしまうのですが、
はて。
なんででしょう。
もちろん、
あると思います。
それはその通りだと思います。
僕もそうです。
その先に何が?とさらに考えたときに
僕は、
「今まで出会えなかった人たちと出会うため」
という事だと思いました。
例えば、フラメンコを練習すれば、
フラメンコの世界の人たちと知り合える。
ジャズがうまくなれば、色々な楽器プレイヤーたちと
出会う事ができる。
歌を活かす最高のプレイができれば、
素晴らしいシンガーが現れるかもしれない。
そうやって自分の世界を広げていく事で、
どんどん周りの人たちも面白がってくれるかもしれない。
そんな、まだ見ぬ可能性があるから、
練習は終わらないですよ。
そして時たま、
ずっと僕の事を気にかけてくれているシンガーが
異国の地から
激励の言葉をくれたりして、よっし頑張ろう。。と
思ったりするわけです。。
そうやって、音楽を通して一生感動し続けられたら
最高。
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それでは今日もよい1日を!
(2018/6/20筆)