おはようございます!
演奏活動の報告をするページではない
つもりだったのですが、
現在ぼくは、数ある活動の中でも、特に
世にも珍しいベースデュオでの
演奏ツアー中なので、それと作曲の話を
交えてお届けしてみようと思います。
ツアー初日の静岡は、
ベースデュオの相方で素晴らしい作曲家でもある、
ドイツで知り合った細谷紀彰さんの地元という
事も手伝って、ありがたい事に
たくさんの老若男女のお客様で
満員御礼でした。
(ベースデュオのライブ、というと客席はベーシストばかり…というケースもよくありますが、このようにベースと関係のない方が沢山来てくださる事は本当にありがたい事ですね。)
ベースデュオ…と、話だけきいたら
「数曲も聴いたら飽きてしまうのでは?」
と思われがちな編成で、
(ドラムのサポートは あれど…)
また、初めて聴いて下さる方のために、
曲を繋げるはずだったところも
敢えて一度区切って、
MCで、自分たちの成り行きや
曲の解説を挟む事で、
ぐっとお客さんとの距離が縮まって
自分たちも演奏しやすい空気になる、
という事も感じました。
曲のチョイスとしては
●マニアックな聴き方をして楽しい曲、
●誰もが楽しめそうな曲、
また
●よく知っている曲をとても意外なアレンジでやる
というのも
オリジナリティを出すのに効果的です。
シンプルなメロディに対して、
意外なハーモニー付けをする
様々な代理コードの理論に精通していると、
オリジナル曲の作曲の面だけでなく
こういったアイデアを考える際にも
助けになります。
録音したオリジナルの形がある楽曲でも、
生演奏の盛り上がりを考慮して
フレキシブルに編曲を変えてしまう事は
演奏家にとってはよくある事です。
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作曲は大なり小なり、始まりから終わりまでの起承転結を
考えて構築する事が多いと思います。
それと同じように、
コンサートの始まりから終わりまでの
起承転結を考える事、
これもまた大きな意味で「作曲」に
匹敵する事なのではないかと
思っています!
これを意識する事で、
作る曲にも変化が起こるかもしれませんね。
皆さんはどうお考えになるでしょうか?
(2017/9/22筆)