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リハに便利! マスターリズム譜起こしのススメ

おはようございます!
さて、作曲する人もしない人も、
楽器をやる人なら多少なりとも
「耳コピ」の経験があるのではないかと。

耳コピの際に、一番初めにやるべきは「曲の尺(サイズ)の確認」です

例えば、ベースを教えるときに
「好きな曲とか
往年の名曲のコピーするの超大事よー」
って
よく言ってます。
これ本当に大事ですし、
自分も師匠に散々言われてきたんですけど。

例えば耳コピして楽譜を作ろう!って
思ったときに、
音細かすぎィ…
曲長いしィ…終わりが見えないしィ…
って!!

途中で挫折しちゃう人
はーーーい!!!

そこで僕が推奨するのは、
まず
曲聴きながら全体の構成をしっかり掴んで、
曲の尺(サイズ)を把握してしまえ!!
ですよ。

はい五線紙用意して〜、
音源をポチっと再生!

したら、曲を聴きながら
小節線をどんどん区切っていって、
はいIntro8小節、
Aセクションだ8小節、
Bきたぞ、
おや?サビ(英語圏ではChorusと表記)
は変則で10小節だ!フィルイン挟んで、
あ!またAメロ出てきたぞ!
と思ったら
【D.S.】(ダル・セーニョ)とかの記号を使ったりして
1回し目と同じセクションを流用してるところは
紙の無駄、同じ事書かなくて済む、って
2度手間を省く!

など工夫して、
できれば紙2〜3枚に収まるように
とにかく楽曲の構成に必要な分の
小節線を、エンピツ引っ張って
こしらえてしまえ!ってなわけです。

エンディングまでサイズが取れたぞ、
よっしゃ終止線!!

っと、ここまでできたら
あとはもう気がラクでしょ!
もう完成したようなもんです。
(言い過ぎか…)

あとは
コードネームとかリズムのキメとかを
埋めていきゃいいんだから。

ちなみに、このときに具体的な

音符で具体的な細かい音を書きすぎず、
大事なパターンの出だしだけ書いてあったりとか、
バンド全体で揃える
バシッ!!とか
ズタッタッタ!とかの、
キメのパターンとかが
コードネームとかとセットで
書き表されているシンプルな譜面を、
「リズム譜」とか
「マスターリズム譜」とか
呼ばれたりします。

これを、自分でドンドコ作れるようになると
●まず、書いてるうちに曲の構成も頭に入ってくる
●聴く→書く、という作業で頭が整頓される
●他の楽器(特にリズム隊)の人にも、
この楽譜を見たらおよその曲の概要を
演奏してもらえる。
●リハーサルがスムーズに進む
●バンマスとして頼られる

などなど、メリットが山盛り。

細かい音を一個ずつじっくり採譜して
書きたい場合でも、冒頭のように
「まず曲の尺を用意する」って
フォーマットを起こすのは有効ですね。

あと、変なとこで段が変わったり
しないよう、区切りの良いところで
改行する…とか、

見やすいレイアウトを
心がけるのも、センスが問われます。

これ、書けば書くほど慣れてきて
5分くらいの曲ならば
よほど構成が複雑でない限り
2〜30分もあれば、書けるように
なっちゃいますよ。

お試しあれ〜!

これは面白いな、と思ったら
ぜひシェアなど大歓迎です(^O^)

では今日もよい一日を!

(2018/5/11筆)

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