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フラメンコなどでよく聴かれる「あの」フレーズについて

おいしい牛乳飲むのだぴょ〜〜ん

って歌、流行りましたよね。
ミニ◯ニ。

∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵
いや最近ね、個人的に
フラメンコ音楽に触れる機会が
多く、楽しい日々を送っています。

さて

これらの音楽に共通して
たびたび登場する


「ミ ファ ミ レ ミ〜〜〜」
ってフレーズが、あるんですけれどもね。

チックコリア先生なども、
アランフェス協奏曲の中などで
度々弾いてらっしゃったりしますよね。

どうも、このフレーズが
このフラメンコや、中近東の音楽を
特徴付けているような気がしてならない・・!!
ってんで
スケールの観点から解析してみました。

∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵ ∵
まず、
Cのメジャースケールを並べてみますよ。
白い鍵盤のドレミファソラシド。

これを、3音目のミ、
つまりEの音から順番に弾くと

「Eフリジアン・スケール」という
呼び名がついています。(図解参照)

スト2のバルログの曲も、実は意外とシンプルに
これで出来てますね。
言い換えればCメジャーであり、Aマイナー。

では、さらにスケールを掘り下げていきます。
フラメンコでのインプロビゼーション(アドリブ)を
よく聴くと、このスケールが出てくることが分かります。
その名もズバリ
「スパニッシュ・スケール」(図解参照)

これは、フリジアンの第3音目を♯させたスケール
言えます。

これがポイント!
弾いてみると分かりますが、
ルートから始まって、
♭9thの音を経由して、次が
メジャー3rdの音になるので、
音程の幅が広いんです。

これこそが、なんともエキゾチックな
響きを醸し出すポイントに
なっているわけですね。
なんか、アラビア〜〜んな響きに
聴こえます。
というわけで、僕も
フラメンコ音楽の中でアドリブをとる際に
スパニッシュスケールを使う頻度が
非常に高いというワケですね。

ところが、さらに!
アラビア〜〜んなスケールが
あるんですね。

それがこちら、そのものズバリ
「アラビック・スケール」です。(図解参照)

これは、スパニッシュ・スケールの
♭7thを、ナチュラルに戻したものです。

____
はい、そもそもここで、


スケール (旋法)という考え方は、
ヨーロッパの西洋音楽的な観点からの
当てはめ方なのですが・・・

実はアラブ音楽に由来するスケールは、
そもそも実は考え方が違うらしい。。。

★アラブ音楽では、
「スケール」のことを「マカーム」と呼ぶそうで

便宜上アラビック・スケールと呼んでいる
アレは、
マカームの中でも「ヒジャーズカル」って呼び名の
配置なんだそうな・・・(へぇ〜〜

さらに、マカームでは 
●半音のさらに半音(!)
なんてビミョ〜〜な音程を駆使するそうな、、、

奥が深いですね。
その辺の話は掘り下げすぎると
大変なので今日はこの辺りまでにしておきます(汗

______

と言うわけで冒頭の
「おいしい牛乳飲むのだぴょん」
スパニッシュ・スケールを一般使用した
特徴的な例と言えるワケですね。

なんてことを考えていたら、
あらゆるフレーズが
「飲むのだぴょ〜〜ん」に聴こえて聴こえて
しょうがない。
助けて・・・

おしまい。

_________
・・・
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(2018/3/4筆)

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