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続けることで見えてくる事

村井邦彦さん、という作曲家をご存知ですか?

知らない、という方でも、「翼をください」という曲
ご存知ですか?と聞けば、分かるはず。
そう、その「翼をください」の作曲者として
有名なのが村井邦彦さんです。

アルファ・レコーズというレコード会社を立ち上げ、
ユーミンをデビューさせ、YMOを大ヒットさせたのも
このお方でして、またその村井さんとともに
当時からアルファ・レコーズの
重役としてプロデューサーを勤められていた
川添象郎さんからのお誘いでした。

村井邦彦さんの作曲家生活50年(!)を記念された
コンサートで、日本で25年活動されたのちに
ロサンゼルスに拠点を移されてからさらに25年、
というキャリアを記念して、日本とLA両方の
アーティストを多数ゲストに招き、
フルオーケストラを率いての大規模なコンサートでした。

また、コンサートの中で、村井邦彦さんは
大変優秀なアレンジャーのパートナー
ホルヘ・カランドレリさん(アルゼンチン出身)、(グラミー受賞歴6回、ノミネート27回!!)と
クリスチャン・ジャコブさん(フランス出身)という
素晴らしいお二人の存在が
村井さんの音楽を支えているという事実も
実に朗らかに語っておられました。

実際にホルヘさんのアレンジや指揮、
そしてクリスチャンさんのアレンジにジャズピアノの
スキルも非常に素晴らしく、
全体のアレンジを非常に上質な物へと昇華されていました。

それでいてもなお、名曲の数々を披露された後に、
最後に「翼をください」を会場も全員一丸となっての
大合唱が起こるあたり、村井さんの「作曲家」としての
メロディーの持つパワーの集大成を見せてもらいました。

また、コンサートの中でも語られておりましたが、
やはり村井さんご本人の行動力や、
素晴らしい人を見つけたらすぐにコンタクトをとって
アプローチして、すぐに仕事を実現する、といった
行動力が半端ではない、というご紹介をされて
おりました。

そのバイタリティこそが、50年もの長きに渡って
音楽生活のトップラインを走り続けてこられた
秘訣なのではないかと思いました。
そして、素晴らしいチームを作って行動されている点
ポイントで、やはり

人を大事にして、

人に頼り

人に頼られる、

そんな信頼を音楽の力に変えてゆく、


そんなお方なのだな、と、コンサートを拝聴して
感じました。

____

また、そのような伝説的なお方のコンサートなので
会場に集ってこられていたお方もまた
伝説的な方々ばかりでして、日本の音楽界の
すごい方がたくさん駆けつけておられましたが
中でも嬉しい再開がありました。

嬉しい再会

作曲家の服部克久先生です。(写真2)


僕が大学時代にお世話になっており、
卒業制作(録音作品の制作)の際に
僕の楽曲を聴いていただき、
「色んな音楽を聴いているねぇ!」と
一言で言い表して頂いた先生です。

10年ほども前の事ですし、
卒業以降は交流がなかったのにもかかわらず、
ご挨拶にいったら僕の事を覚えていて
くださいました。

服部先生もまた、多数の映画音楽の作曲や
数え切れないほどの作品のアレンジワークなど
現在は 日本作編曲家協会の会長でもいらっしゃるお方です。

パリ国立高等音楽院で学ばれたような先生に
当時、作曲を始めたのが少し人よりも遅かった僕の作品に
お褒めの言葉を頂けた事は、当時少なからず
自信になりましたし、久しぶりの再開でも
気さくに接して頂ける事に、また嬉しく思いました。

生涯をかけて音楽に捧げてこられている
偉大な作曲家の方々にお会いする事ができて
(村井さんはお忙しそうすぎてお写真は撮れず、
それにしてもゲストの皆さんに対して嫌な顔一つ見せずに
終始嬉しそうに対応されていて本当にすごい。。。)

改めて「このレベルに追いつきたい」と
そんなエネルギーを沢山与えて頂いたような、
背中を後押ししてくれるような、
そんな素晴らしい1日となりました。

そうなるよう、目の前に与えられた事を
全力でやっていこう、そう再確認した
夜でした!

(2017/12/17筆)

(追記)

大変に残念な事に、服部克久先生は2020年6月11日に天寿を全うされました。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

(2020年9月14日追記)

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