2014年にサウンドクラウド経由で
見知らぬ日本人の僕の曲を聴いて連絡くれて、
ソロアルバムをリリースさせてくれたデンマークの
レーベルヘッドは、
「利益はいらないよ全て君のものだ」
という契約を提示してくれた。
そんな話が、あるのか!?
じゃあどうやってレーベルを成立させているのだ、
とも思ったが、そもそもデンマークという国の働き方や
価値観や何かに秘密があるのではないか。
一度近いうちに訪ねてみなくてはならない国だなぁ・・・
などと昨日ぼんやり考えていた矢先に、
飛び込んでくるFacebookのタイムライン。
以前に知り合った、世界を飛び回っているデザイナーの友人が
「スウェーデン人の先輩と渋谷で飲むから来れる人集合!😝」
とのことで、ちょうど渋谷にて用事
(ぶっ壊れたメガネの修理とベースの試奏。笑)を済ませた僕は
●帰って作曲を進めるか
●飲みに出かけるか
の2択に迫られる。
でも、ちょうどこんな事を考えていた時にタイムリーな、
(まぁもちろんデンマークとスウェーデンは違う国ですが)
北欧の人と話せる機会だ!と思い、
迷わず飲みに行くことに。
(お酒弱いのですが、こういうのはタイミングが大事だ)
初めて会うスウェーデン人のアーティストである
クリスと、ペーター、
そして6年ぶりくらいに会うデザイナーのこーへーくん、
そして南アフリカの大使館で働いてらしたヒロさんという
異色のメンツでまず原宿のオシャレなホテルのラウンジで1杯。
そこからなんとも美味なハンバーガーを食べに行き。
そのあとクリスが渋谷のオススメの飲み屋を練り歩こう、
というので付いていくと、日本人より詳しいんじゃねぇか
ってくらいマニアックな飲み屋を本当によく知ってる。笑
初めに行ったハンバーガー屋では終始、
ふざけた話をしていたかと思えば、
デザイナーのこーへーさんが英語の習得に
非常に熱心ゆえ、語学学習のブログを
立ち上げている事もあり、
言語についての話題を投げかける。
クリスはなんと日本に16年(!)も住んでいて、
驚くほど日本語も堪能。
一緒にいたペーターは、5年住んでいる、と。
しかし基本的に会話は英語が飛び交っている。
どうやらクリスは、来週から中国の上海に行って
エキシビジョン(何か自分の携わっている作品の展示会)の
仕事をしてくるそうだ。
(さすがに中国語はほとんど分からないとの事)
例のデンマークのレーベルの件をクリスに話してみると、
「ふむ、デニッシュ(デンマーク人)らしいな」との事。
「いい感じじゃん、keep it」くらいの軽いノリで、
それ以上の詳しい言及は特になかったのですが。笑
興味深かったのはその次に連れて行かれた、
いちいちオシャレなBar。笑
ここで、
要は
しかも、どれもが自分が完全に興味を持てて大好きで、
熱心に取り組めるものでないと意味を成さない。
というのです。
例えば同行してたデザイナーのこーへーさんは
まずデザイン。そして語学。3つ目は、探し中?
という事。
僕の場合は、そう言われてみれば
なんだろう?と考えた時に
ベース、作曲、語学?
もっと大きなくくりで見たら
音楽、語学、筋トレ?😳
(いやこれはまだ発展途上だな・・・とか)
クリスは?ときいたら
「僕は僕さ」との事。笑
これは面白いなと思ったのですが、
これは、あらゆるマーケティングにおける
USP(Unique Selling Proposition)の概念に
通じるものがあるな、と思いました。
そういう事を当たり前のように実行している彼は、
なるほど世界を飛び回るキャリアを身につけている訳ね。
そして、そのbarにたくさんスウェーデン人がワラワラと
集まってきた(笑)
何やら楽しそうに情報交換をしている。
スウェーデン人のコミュニティーというのは、
中々に結束が厚いようです。
他にも、サンフランシスコからやってきて
個人事業をしているおにーさんと談笑したりして、
やはりとても考え方が独立していて面白い。
英会話の学校で先生をしている
ハーフのおねぇさんなんかもいて、
少し談笑・・・😆
家にこもって作業や制作に没頭するのもいいけど、
やっぱり外出て人に会って、別業界のクリエイターや
色々な業種の人の考え方をきいて刺激を受ける事は
大事だなと思ったエピソードでした。
色んなところからフィードバックを受けて
自分の音楽活動にも反映させていきたいですね。
とはいえ何より、楽しく飲んで楽しい時間を共有できた!
というのが一番良かった事なんですけどね!
という訳で、できるスウェーデン人の発想に触れた事で、
北欧の人々の価値観や働き方の根元が
少し垣間見えたような気がしました。
そしてクリスは颯爽と帰って行った。
引き続き北欧に関しては調査を進めていきたいと思います。
あなたは、3つ選べと言われたら何を答えますか?😆
おわり
(2017/11/27筆)